ピグメントの画像

ピグメントとは?

本日は、ピグメント加工についてお話していきたいと思います。

洋服には、様々な加工があり施されておりますが、その中でもヴィンテージ風や全体的に使い古したような加工があります。

その加工とは、ピグメント加工です。

ピグメント加工とは、ピグメントは水に溶けない色素のことで、特殊溶剤と顔料を使って生地を染色させる加工技術をピグメント加工(=ピグメントダイ)と言います。

普通の洋服は染料を使って染色しますが、特殊溶剤によって顔料による染色を可能にさせるのです。
ピグメント加工による顔料は内部に染み込まず、表面にくっついているイメージです。洗うごとに色が剥がれ落ちルノで、絶妙な色落ち感を表現する際に用いられます。
他の加工技術と組み合わせて用いることで、より一層おしゃれな仕上がりになります。
 
特に相性がいいのがヴィンテージ加工です。
ヴィンテージ加工は生地の表面を擦ったり日焼けさせたりして、全体に使い古したような加工を施す技術です。これに加えて、ダメージ加工とピグメント加工を施すことで、リアリティが増した味のある製品が出来上がります。
例えばジーンズの場合に多いのが、使い古したような風合いを出すために軽石(ストーンウォッシュ)を使って洗うことで、効率よくおしゃれな風合いを表現します。
ただしピグメント加工ならもっと自然にヴィンテージ感のある仕上がりにできるのです。
 
 
そんなピグメント加工では、顔料を使用した染色方法であり、染料で染める方法とは異なります。
2つの染色方法は以下のように大きく違う点があります。
 
染料:繊維に染料を化学的に結合させることで、内部まで染める(分子レベル)
顔料:色のついた粒子状の物体を樹脂で繊維に接着させる(粒子レベル)
 
染料は繊維の奥まで色が染み込むので、クリーニングに出しても色が落ちないというメリットがあります。
 
一方で顔料は繊維に色が付着している状態に過ぎず、洗濯によって色が剥がれ落ちる可能性があります。
これは接着剤の役割を持つ樹脂によって左右されるんですね。
 
ただし、ピグメント加工はあえて色落ちをさせる手法なので効果的です。プリント用のインクを使って綿や麻といった天然素材に染色します。
もちろん他の素材にも使えますが、表現できる色の濃度に限界があり、不自然な色合いになる可能性があります。
ただし、ピグメント加工で注意すべき点があります。
それは、色落ちと色移りです。
 
ピグメント加工は色落ちさせるための加工ですが、何度も着用や洗濯を繰り返すことで、徐々に顔料が剥落し、下地の繊維部分が露出し始めます(白化)。
顔料の付着部分にヒビが入ることもあります。
 
 
ただし実際はジーンズのように、狙って色落ちをさせるように作られた製品が多く、使い込むごとに味わいが生まれ、唯一無二のフェード感を持ったジーンズが出来上がります。
 
 
そうなると特に注意すべきは色移りです。白のTシャツにジーンズの青色が付着した、なんて経験はありませんでしょうか。
 
 
このように洗濯や着用によって他の衣類やバッグに色が移ってしまうことは、利用者からのクレームでも多い内容です。顔料は粒子なので、他の製品と擦れ合った時に、色が付着してしまうんですね。ただし、付着した顔料はやはり不安定な性質なため、洗濯によって洗い落とすことも可能です。他の衣類と摩擦を起こして色移りを繰り返すことにだけ注意しましょう。
 
ですがそれ以上に、
洗濯するごとに独特のフェード感が表れるので、着込むごとに楽しみが増していきます。
色移りには注意が必要ですが、長く使い込めば使うほど愛着が湧くのではないでしょうか。
そんなピグメント加工を施した、
アンドファクトリーオリジナルのオススメアイテムがございます!
 
 
ぜひ、自分のお気に入りの一枚を探してみてはいかがでしょうか。

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